中古住宅購入後に起こるトラブルとは?事前に回避するための対策とともに解説します!
新築よりもお手頃な価格で手に入れられる中古住宅。
購入後にリフォームやリノベーションをすれば、住宅ローンを抑えつつマイホームを実現できると注目度が高まっています。
しかし、中古住宅は以前に人が住んでいた物件であり、築年数によっては経年劣化の影響も考えられるため、トラブルを心配している方も少なくありません。
今回は、中古住宅購入後によくあるトラブルや事前に回避するための対策法をご紹介します。
□中古住宅購入後によくあるトラブルとは?
*シロアリや雨漏り
中古住宅の購入において最も心配なのは、シロアリや雨漏りのトラブルではないでしょうか。
シロアリや雨漏りは家の耐久性を低下させてしまうため、可能であれば購入前に気づいておきたいものです。
しかし、ただ内見をするだけでは細部までチェックすることはできず、購入後住み始めてから気づき、トラブルになってしまうことが多くあります。
契約後の保証・シロアリや雨漏りが判明した際の対応については、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
*設備の故障
電気やガスを使った設備は、住み始めてからでないとなかなか現状を確認することができません。
というのも、内見や引き渡し時にはライフラインが通っていないことが多いからです。
そのため、「引越しをしたその日に入浴しようとしたらお湯が出なかった」というトラブルは意外にもよく起こってしまいます。
設備系は、製造年や使用年数をチェックしておきましょう。
*境界線
実は、中古住宅では境界線が明確に決まっていないことがよくあります。
そのため、所有者が変わることで隣家の方とトラブルになってしまうケースは決して少なくありません。
中古住宅を購入する際は、境界測量が行われている物件を探しましょう。
□中古住宅のトラブルを事前に回避するための対策
1.設備のチェックは入念に
電気やガスを使った設備はもちろん、ドア・窓・雨戸・蛇口など、全ての設備のチェックを入念に行いましょう。
「どこかにトラブルがあるかも」という視点で見ることで、些細なサインを見逃す可能性を低くできます。
ライフラインが通っていないと確認できない設備もありますが、蛇口やスイッチの動きや製造年などは確認できるはずです。
購入後に設備の故障が判明した場合の保証についても確認しておくと、より安心して購入に踏み切れるでしょう。
2.売主に話を聞いてみる
売主が不動産会社や投資家ではなく以前の住人なのであれば、住んでいた頃の話を聞いてみるのも有効です。
住んでいて困っていたことやこれまでのメンテナンス履歴などを聞ければ、判断材料とすることができます。
配慮のある聞き方になるよう工夫は必要ですが、可能であれば売主に話を聞いてみてください。
3.ホームインスペクションを利用する
ホームインスペクションとは、住宅診断とも呼ばれる、専門家が中立の立場でトラブルの有無を調査するサービスです。
専門家でなければなかなか気付けないような部分や、床下や屋根裏など普段は目に見えない場所もチェックしてもらえるので、購入後のトラブルを回避しやすくなります。
場合によってはリフォームや修繕にかかる費用の目安を算出してもらうこともできるため、安心して購入したい方におすすめです。
□まとめ
中古住宅のトラブルを回避するためには、物件の状態を正しく見極めることが欠かせません。
内見だけでは細部までチェックできないことが多いので、ホームインスペクションを利用して専門家の意見を取り入れるのがおすすめです。
当社では、福岡を中心にホームインスペクションを行っています。
中古住宅の購入を検討している方は、ぜひ一度ご検討ください。