一条工務店の耐震性能は本当にすごいのか?2倍耐震って一体何?
一条工務店は、標準仕様でのスペックの高さから機能性を重視する方に選ばれ続けてきた大手ハウスメーカーです。
断熱性・気密性・耐震性は業界トップレベルを誇り、他メーカーから過剰スペックといわれることもあるのだといいます。
その中でも特に耐震性能を賞賛されることが多く、マイホームを検討している方にとってはどれほどの性能の良さなのか気になりますよね。
そこで今回は、一条工務店の耐震性能の実態に迫ります。
□一条工務店”2倍耐震”の耐震性能は耐震等級5相当
一条工務店が特に耐震性能に力を入れることで誕生した”2倍耐震”。
これは、現最高等級である耐震等級3を超える、耐震等級5相当を有しているといいます。
”2倍耐震”の”2倍”というのは、耐震等級1に対して2倍の耐震強度があるということです。
現最高等級である耐震等級は、耐震等級1の1.5倍の性能を持っているため、それをさらに上回るほどの性能を持ち合わせていることがわかりますね。
この耐震性能の高さを実現した1番の要は「ミッドプライウォール」という強力な壁にあります。
「ミッドプライウォール」とはカナダで開発された高耐力壁のことです。
強度の異なる壁倍率の「ミッドプライウォール」をバランス良く配置し、釘打ちの数を増やして耐力壁同士の感覚を狭めるなどの工夫をして、この耐震性能の高さを実現しています。
□”2倍耐震”はアイスマートでしか採用できないことに注意
一条工務店は確かに耐震性能に力を入れていますが、”2倍耐震”の耐震性能が標準仕様であるというわけではありません。
基本的な標準仕様は耐震等級3であることに注意してください。
記事前半でご紹介した”2倍耐震”は、アイスマートやアイキューブと呼ばれるシリーズでしか採用できません。
また”2倍耐震”はオプションになるため、追加費用が発生します。
他のメーカーにない、より耐震性能の高い家を建てようとなれば、それなりに費用が必要であることを必ず押さえておきましょう。
キャンペーンを実施している時はより安い価格で”2倍耐震”を導入できることもあるため、最新情報を随時確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
一条工務店は、「ミッドプライウォール」と呼ばれる高耐力壁を取り入れることで耐震等級5相当といわれる”2倍耐震”を導入しています。
耐震等級3が耐震等級1の1.5倍の性能を有しているのに対し、”2倍耐震”は耐震等級1の2倍の性能を有しており、非常に性能が高いです。
ただ、”2倍耐震”は限られたシリーズの住宅で、さらにオプションでしか取り入れることができないため、検討する際は注意するようにしましょう。
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