高気密高断熱な家に住んでみて実際どう？よくある疑問に回答します！
高気密高断熱の家は、性能が高く、快適な暮らしが実現できるとよく紹介されます。
果たして本当にそうなのでしょうか。
今回は、実際に高気密高断熱な家に住んでみて感じるメリットとデメリット、そしてよくある疑問をご紹介します。
家づくりをご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
□高気密高断熱な家に住んでみて感じるメリットとデメリット
＊メリット
1.家中の温度や湿度を一定に保てる
魔法瓶のような状態の高気密高断熱な家は、どの部屋でも快適な温度や湿度を保つことができます。
夏は涼しく、冬は暖かい、1年を通して快適なこと間違いなしです。
2.ランニングコストが抑えられる
冷暖房やヒーターなどを使う頻度が減るため、光熱費を抑えられるようになります。
少しのエネルギー消費で快適な温度にできるので、省エネ性能も優秀です。
＊デメリット
1.初期費用がかかる
やはり高性能な分、他の家よりも初期費用がかかるのは事実です。
とはいえ、ランニングコストが抑えられるので、トータルでかかる費用は住む分だけ減っていきます。
高気密高断熱な家は、長い目で見るとお得です。
2.乾燥することがある
高気密な家の中、閉め切った状態で暖房を使うと、過乾燥になってしまうことがあります。
換気システムによって換気はされますが、外の空気自体が乾燥しているので、外気で解決することもできません。
加湿器を回したり、部屋干しをしたりして、冬場の湿度を快適に保てるよう工夫が必要です。
□高気密高断熱な家でよくある疑問にお答えします！
・窓を開けても良いのか？
高気密高断熱な家は、気密性や断熱性を高めることで、冷暖房効率を上げています。
そのため、基本的に窓は開けないようにしましょう。
窓を開けなくても、設置が義務付けられている24時間換気システムで、十分に空気を入れ替えることができます。
季節に合わせて、部屋の気温よりも外の気温の方が高い、もしくは低い時は開けないようにしましょう。
・音は響く？
高気密高断熱な家は、断熱材が分厚いため、防音効果も期待できます。
・結露でカビが生えることはないのか？
結露は、外気によって窓が冷やされ、室内の暖かい空気と差が生じることで発生します。
高気密高断熱な家であれば、断熱性能の高い窓を設置し、家中の温度を一定に保つため、結露が発生することはほとんどありません。
そのため、カビが生える心配もありません。
□まとめ
今回は、高気密高断熱な家に実際に住んでみて感じるメリットとデメリットをご紹介しました。
高気密高断熱な家は、政府も拡大に力を入れており、様々な補助金や税控除制度が整えられています。
初期費用が高いデメリットは、このような制度を使うことで解消してみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。
