水漏れの跡を発見したものの、原因が分からずお困りの方はいらっしゃいませんか。
被害が大きくなる前に、一刻も早く対策したいですよね。
そこで今回は、家で発生した水漏れの原因を突き止める方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

□水道メーターの設置場所と読み方について

水漏れの可能性がある場合、まずは家中の水道の水を止めて、水道メーターをチェックしてみましょう。
本当に水漏れが発生しているかどうかを確認できます。

水道メーターの設置場所は、一戸建ての住宅であれば玄関近くや駐車場などの屋外の地中に埋まっている場合が多いです。
蓋を開けると、水道の元栓と一緒にメーターが並んでいます。

水漏れを判断するために確認してほしいポイントは、パイロットと呼ばれる部品です。
パイロットを見れば、水が流れているかどうか判断できます。
パイロットはアナログ式かデジタル式かによって確認方法が異なります。

アナログ式の場合は、メーターの左下に円盤状のパイロットがあります。
水道の使用中はこのパイロットが回転する仕組みになっているため、回転の有無で水漏れを判断できます。
一方でデジタル式の場合、液晶画面の右下にパイロットマークがあり、水道の使用中はマークが点滅します。
蛇口を締めたにもかかわらずパイロットが動いているのであれば、漏水が発生している箇所を突き止める必要があります。

□場所ごとの水漏れの確認方法

パイロットを確認して水漏れが確認できれば、発生場所を絞り込む作業に移りましょう。
以下では、場所ごとに水漏れを調べるポイントについてご紹介します。

キッチンで水漏れが起こる原因としては、蛇口の故障が考えられます。
蛇口の周りをタオルでしっかり拭いて、蛇口をきつく締めます。
数分置いてから蛇口各部のつなぎ目や根元に水がついていたら、蛇口の故障が原因の水漏れと判断できます。

洗面台の蛇口も同様に水漏れが発生していないか確認しましょう。
また、洗濯機の蛇口も水漏れの原因の可能性があるので、蛇口や蛇口とホースのつなぎ目もチェックします。
トイレは、給水管のつなぎ目が水漏れの原因となることがあります。

浴室では、シャワーヘッドの故障により水漏れが発生している可能性があります。
シャワーヘッド周りの水を拭き取り、水が出る穴の部分を上向きに置いて蛇口をきつく締めます。
それでも水が滲み出てくる場合は、水漏れが発生しています。

これらが水漏れの原因の場合は、パッキンや内部部品の劣化、ボルトやナットの緩みを解消することで解決できることがあります。
部品の劣化の場合は新しいものに交換して、部品の緩みの場合はきつく締めることで解決です。
簡単な部品交換であれば、ご自身で対処可能なこともありますが、蛇口本体のぐらつきや壁の中に埋め込まれた配管からの水漏れの場合は、専門の修理会社に依頼するようにしましょう。

□まとめ

今回は、原因の分からない水漏れが発生した場合の確認方法についてご説明しました。
異常が発生する原因を早く突き止めて、対策することが重要です。
もし家の不調でお困りの方がいらっしゃれば、当社へご相談ください。