屋根の耐用年数はどれくらい?素材別メンテナンスのタイミングとは
屋根には素材ごとに耐用年数が違う?
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屋根のメンテナンスは、どのタイミングで行うべきかご存知ですか?屋根には、さまざまな素材があり、実はそれぞれ素材によっても耐用年数が異なると言われています。今回は、そんな素材の特徴や、屋根の耐用年数とは一体どんなものなのか、また、屋根の耐用年数を上げるためのメンテナンスやその際のタイミングについて、屋根のメンテナンスの必要性を踏まえた上でそれぞれ解説をしていきます。
目次
屋根の耐用年数って何?
屋根の耐用年数とは、屋根材の寿命を意味しており、屋根が正常な状態を保っていられる年数のことを表しています。屋根の耐用年数は、それぞれの屋根材によっても長さが異なり、地域や環境によってもおすすめの屋根材が異なります。また屋根の耐用年数は、災害等による被害でも短くなってしまうケースも考えられます。提示されている耐用年数が絶対とは限らないので注意が必要です。
屋根の耐用年数を上げるにはメンテナンスが必要?
屋根の耐用年数は、災害の影響を受けることで短くなると上記で説明しましたが、逆に長くすることも可能であることを抑えておきましょう。屋根の耐用年数は、屋根が正常な状態を保っていられる年数を指していることから、メンテナンスを繰り返すことで、長く正常な状態を保ち続けることができます。定期的にメンテナンスを繰り返し、小さな修正を行うことで、大きな被害を抑えることにつながります。また被害だけでなく、リフォーム等の費用をおさえることにもつながります。
屋根の素材ごとの耐用年数・メンテナンスのタイミング
屋根の素材には、どんな種類があるのでしょうか。それぞれの素材の特徴、そして耐用年数やメンテナンスのタイミングについてご紹介しましょう。
スレート屋根
スレート屋根の耐用年数は、平均的に15年~25年と言われています。スレート屋根は、施工がしやすい素材と言われており、比較的費用も安くできるため、費用を抑えたい方におすすめです。スレート屋根の劣化内容は、色あせ・屋根材の位置がズレや割れ、欠けなどがあげられます。また水を吸いやすいので、雨上がりにブヨブヨとしてしまうことがあります。メンテナンスは、7~8年を目安に行いましょう。
トタン屋根
トタン屋根の耐用年数は、平均的に10~20年と言われています。費用がほかに比べて安いことから、出来るだけ費用を抑えたい方におすすめの屋根材です。またトタン屋根は、金属であることから錆びやすいという点があります。こまめにメンテナンスを行うようにしましょう。
アスファルトシングル
アスファルトシングルの耐用年数は、平均的に20~30年と言われています。耐久性が高いと言われていますが、地震に弱い性質があります。そのため、この屋根材は、地震が少ない地域に適した素材です。20~30年を目安にメンテナンスを行いましょう。
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板の耐用年数は、平均的に20~30年と言われています。この屋根材は、アルミニウム・亜鉛・シリコンなどからできているため、軽くて錆びにくく耐久性が高い素材です。こちらも同じく20~30年を目安にメンテナンスを行いましょう。
瓦屋根
瓦屋根の耐用年数は、平均的に30年~40年と言われています。セメントや粘土などを使用して作る屋根材で、重量がある素材と言われています。また、粘土系瓦の耐用年数は、平均的に50~100年と屋根材の中では耐久性が高いことがわかります。瓦屋根は、それぞれにメンテナンス期間が異なりますので、大元の素材に合わせてメンテナンスするようにしましょう。
屋根ごとの耐用年数をチェックして定期的なメンテナンスをしよう
屋根の素材には、さまざまな種類があり、今回は代表的な5つの素材についてご紹介しました。またこの他にも異なる素材がありますので、家の屋根を確認しながらチェックしていくことをおすすめします。屋根ごとの耐用年数を再度しっかり確認して、定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。