コンクリートの柱にひび割れは大丈夫?住宅診断士が解説します!
マンションにお住まいの方で、コンクリートの柱にひび割れを発見し不安になっている方はいらっしゃいませんか。
コンクリートが割れる原因や放置するとどうなるのかについて知りたいとお思いの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、コンクリートの柱のひび割れについて解説します。
□コンクリートのひび割れはなぜ起こる?
コンクリートにひび割れが起こる原因は、何らかの力が加わって建物が動いたからです。
詳しく見ていきましょう。
1つ目の原因は、乾燥収縮です。
これは、乾燥によってコンクリート内部の水分が蒸発することでコンクリートが収縮する現象を指します。
コンクリートという素材自体の性質によるもので、比較的発生しやすく浅いひび割れであることが多い症状です。
2つ目の原因は、気温変化です。
コンクリートは温度が下がると縮む性質を持っています。
その際に発生した力が引っ張る強度を上回るとひび割れが発生します。
3つ目の原因は、不同沈下です。
地盤が弱い場所に立っている場合、住宅が斜めに傾いた際に支えきれず、ひび割れを起こすことがあります。
4つ目の原因は、地震などの自然災害です。
大型地震が起こった場合は、コンクリートにひび割れが発生することも考えられるでしょう。
コンクリートは引張力にとても弱い材料なので、地震の揺れにより力が加わることで引張りや曲げモーメントによりひび割れが発生するのです。
□コンクリートの柱のひび割れを放置するとどうなる?
コンクリートの柱がひび割れていると不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
コンクリートの柱がひび割れしていると、雨水が浸入する可能性があります。
雨水の浸入によって、コンクリート内部の鉄筋や木材などにさびやカビが発生することが考えられます。
また、建物自体の耐久性が落ちてしまうため、倒壊の恐れもあります。
不安な場合は、耐震診断をおすすめします。
ご自身で行うセルフチェックという方法もありますが、専門知識がなく心もとないと感じてしまうかもしれません。
そのような場合は、住宅診断士に依頼してみてはいかがでしょうか。
ご自身ではわからない部分も確認できるでしょう。
また、住宅診断士は、NPO法人日本ホームインスペクターズ協会公認の資格者なので安心して利用できます。
□まとめ
今回は、コンクリートの柱にひび割れがある場合の原因について紹介しました。
また、放置すると倒壊するといった恐れもあることから、不安な方はお早めに住宅診断を依頼してみましょう。
お家に不安な箇所がある方は、お気軽に当社にお問い合わせください。
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