新居の階段のきしみの原因とは?発生したときの対処法も解説
新居の喜びも束の間、階段から聞こえるきしみ音に頭を悩ませる方も少なくありません。
階段のきしみ音の背後には、さまざまな原因が隠されていることが多く、それぞれに適した対処法が存在します。
今回は新居の階段のきしみの主な原因ときしみを解消するための対処法について解説します。
□新居の階段のきしみの2つの主な原因
階段のきしみは、単なる不快な音ではなく、その背後にはさまざまな原因が隠されています。
1.木材の乾燥収縮
新築の階段に使用された木材が乾燥過程で収縮することにより、きしみが生じることがあります。
乾燥収縮は自然の摂理であり、音の発生は避けられません。
ただ、この音は建物の強度には影響しないものです。
木材の乾燥収縮によるきしみは、自然に治るケースがほとんどです。
初めは気になっていたきしみも、しばらくすると気にならなくなるケースは少なくありません。
しかし、自然に治るとはいえ、住宅によってその期間は異なります。
もし、住み始めてからしばらくしてもきしみが解消されないようでしたら別の原因を考慮する必要があります。
2:施工不良
適切な施工がされなかった場合も階段のきしみの原因となります。
階段部分は複数の木材を組み立て、釘やビスなどでしっかりと固定していくのですが、釘やビスで木材がしっかりと固定されていないと、使用する度に隙間ができて、きしみが発生してしまうのです。
□階段のきしみを解消するための対処法
*売主や工務店に現地確認を依頼
明確な原因がわからない場合でも、まずは確認を依頼してもらいましょう。
施工不良や契約不適合にあたるケースもあるので、確認内容は書面で提示してもらうことが重要です。
*住宅調査の実施
階段のきしみの部分、その原因を特定するためには、専門家による調査が効果的です。
床上は目視や足の感覚で自分でも調査できますが、床下や床下地材の確認は確認が難しいのでホームインスペクターに依頼しましょう。
*長期的な観察
時には自然にきしみが収まることもあります。
すぐに解決策を見つけられない場合は、一定期間様子を見ることも一つの方法です。
□まとめ
新居の階段のきしみの原因は、木材の乾燥収縮や施工不良が考えられます。
原因の特定は難しいため、専門家に依頼することがおすすめです。
当社では、ホームインスペクターが住まいの劣化状況や欠陥の有無、改修費用などを診断、アドバイスいたします。
階段のきしみをはじめ、お住まいの安全性に不安を感じる方は、一度ご相談ください。
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