新築なのに階段にガタつきが?!原因や保証で直せるのかを解説!
歩くたびに階段がガタガタ・ギシギシ……。
階段のガタつきといえば築年数の経過した戸建てで起こるイメージがありますが、新築やリフォームしたてであっても起きることがあります。
経年劣化は考えられないのにもかかわらず、なぜ階段にガタつきが生じてしまうのでしょうか。
補修をする場合には、施工不良として保証で直すことはできるのでしょうか。
今回は、この2つの疑問にお答えします。
□階段にガタつきが出る原因
新築なのにもかかわらず階段のガタつきが気になるのは、なぜなのでしょうか。
経年劣化の可能性がないことを考えると、以下の3つが原因だと推察できます。
1.木材の乾燥収縮
施工の際に乾燥しきっていない木材を使用すると、時間の経過とともに生じる乾燥収縮によって階段にきしみが生じやすくなります。
自然現象のため仕方ない部分もあるのですが、費用を節約しようと安い木材を使用した場合にガタがでることがあります。
2.シロアリ
シロアリといえば床下のイメージがありますが、階段で発生することも十分にあり得ます。
シロアリが原因の場合は、駆除してもガタつきが直ることはありません。
放置すれば、ガタつきどころかふかふかするほどに強度が落ちてしまうため、軽視はできません。
3.施工不良
階段に必要な施工が行われていなかった場合にも、ガタつきが生じやすくなります。
見た目では問題なくても、組み立てる段階で釘やビスが省略されている可能性も否定できません。
施工不良が起きている階段はしっかりと固定されていないため、その隙間がガタつきの原因になります。
□階段のガタつきは保証で直せる?
階段のガタつきが保証で直せるかは、ハウスメーカーの保証の内容によって違ってきます。
保証の対象となっているのであれば、直すことは可能でしょう。
ただその場合に注意しておきたいのは、保証期間についてです。
一般的に、重大な瑕疵以外の軽い不具合については、保証期間が短く設定されていることがあります。
「保証期間10年」と説明されていたとしても、建物の構造面に影響しない軽微な症状は「新築から2年まで」とされていることも少なくありません。
階段のガタつきは軽微な補修に該当することが多いため、先延ばしにせず、早めに相談した方が良いでしょう。
施工不良が疑われる場合には、階段以外の場所にも同様に施工不良があるかもしれません。
その場合には、これを機にホームインスペクションを利用してみるのがおすすめです。
□まとめ
新築にもかかわらず階段にガタつきが生じている原因には、木材の乾燥収縮・シロアリ・施工不良の3つが考えられます。
不安な場合はこれを機にホームインスペクションを行い、家全体を第三者に確認してもらうのがおすすめです。
当社では福岡を中心にホームインスペクションを行っています。
何かお困りのことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
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