大雨に対してできる家の備え|日頃から最低限しておきたいこととは
近年では”毎年恒例”ともいえるほどに、大型の台風が発生したり、線状降水帯が発達したりして各地に被害をもたらしています。
もしお住まいの地域に大雨が降ったとして、「私の家は十分に備えられているから大丈夫」と言い切れる方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
他人事ではなくなった今、私たちが日頃から最低限しておきたい大雨に対する備えをご紹介します。
□大雨に対してできる家の備え
*家の外側に対する備え
大雨の際は、強い風が吹く可能性もあります。
風が強いと飛来物の心配もありますので、雨と風の両方に備えることが大切です。
・雨戸を閉める
・電線に接触している木を伐採する
・風で飛ばされそうな軽い物は置かない
・雨水枡や側溝を掃除する
雨水枡とは、マンホールのような小さな白い蓋が特徴的な、敷地内の地面にある排水設備です。
排水管とつながっているため、汚れが溜まっていると排水管の詰まりの原因になります。
蓋は開閉できるので、スコップを使って土や汚れを掻き出し、綺麗にしておきましょう。
毎年梅雨入りする前にやっておくと安心です。
*家の内側に対する備え
家の内側では、大雨によって起こりうるライフラインの断絶や飛来物から身を守るための対策を打っておきましょう。
・防災グッズを準備する
・浴槽に水を張る
・カーテンを閉めたり、ブラインドを下げたりしておく
防災グッズの準備は、日頃から行っておくことが求められます。
十分な食料や水分量を確保できているか確認してみてください。
□大雨でも安心して過ごせるように
洪水や土砂崩れの恐れがある場合には、避難を命じられる可能性もあるので、いざという時でもすぐに身動きがとれる状態にしておくことが大切です。
そのためには、ハザードマップや避難場所の確認を忘れないようにしてください。
ハザードマップでは、浸水や土砂災害の危険性が高い場所が確認できます。
あわせて避難場所についても確認し、その場所までの安全な避難ルートを確認しておくことが大切です。
仮に自宅周辺が浸水の危険性が高いと判明した場合、大雨が予想される日には土のうや水のうを作って浸水対策を施しましょう。
自治体から配布されている場合もあるため、事前に準備しておけると安心です。
このように、リスクがわかれば事前に対策が打てます。
効果的な対策を打つには、ハザードマップの活用が不可欠ですので、ぜひこの機会に確認してみてください。
□まとめ
大雨や台風は、天気予報によってある程度予測することができます。
最低限の備えを日頃からやっておくことで、より冷静に対応できるようにしておきましょう。
特にハザードマップの確認は必須です。
ネット上でも確認できるため、ぜひこの機会に確認してみてください。