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空き家の維持には換気が必須|空気の入れ替えに必要な時間は?

誰も住んでいない空き家は、劣化の進むスピードが速くなります。
そんな空き家を維持していくためには、換気が必要です。
では、空気の入れ替えに必要な時間はどれくらいなのでしょうか。
今回は、空き家の換気についてご紹介します。

 

□空き家の空気の入れ替えに必要な時間

 

空き家の中では、空気が停滞し、やがてよどんでいきます。
人が住んでいれば、ドアの開閉や換気により、常時空気が入れ替わっていきますが、人の住んでいない空き家ではそうはいきません。
すると、湿気やほこりが室内にこもるようになり、カビやシロアリを発生させる原因となります。

空き家をそのままの状態で維持していくためには、空気の入れ替えを行いましょう。
風通しを良くしていれば、建物の劣化を防ぐことができます。
空気の入れ替えは、最低でも月に1回30分以上は行うことが理想です。
夏場や梅雨時はより湿気がこもりやすくなりますから、月に2回は行うのをおすすめします。

 

□空き家を綺麗に維持していくためのポイント

 

空き家を綺麗に維持していくためには、通風・通水・点検の3つのポイントを押さえましょう。

 

通風はいわゆる換気のことで、家全体の空気を入れ替えることを指します。
空き家を訪れた際は窓を全て開けて、食器棚・クローゼット・床下収納などの扉も開けましょう。

 

通水には水廻り設備の排水トラップの封水を継ぎ足す効果があります。
空き家状態で封水が蒸発すると、排水管と直通になって臭いや虫があがってくるからです。
通水とは、問題なく水が通っているかを確認する方法です。
長期間使用していない水道は、ゴムの部分が乾燥しやすく、水漏れの原因となってしまうことがよくあります。
水道を止めている場合には必要ありませんが、5分ほど通水して水漏れがないか確認をしてください。

 

点検では、家の中と周辺を合わせて異常がないかを確認します。
修繕が必要な箇所がないかや、周辺に害虫・害獣の巣ができていないか、不法投棄されていないかなどをチェックしましょう。

空き家の維持にはこれら痛風・通水・点検が必須ですが、時間に換算すると1回30分〜1時間ほどで完了します。
最低でも月に1回はメンテナンスに時間を割いて空き家を維持するのが理想ですが、難しい場合には、空き家の管理を委託するのも1つの方法です。
どの方法がご自身に合っているかは、ご自身の事情を鑑みたうえで、一度おこなってみて決めると良いでしょう。

 

□まとめ

 

空き家を綺麗に維持するためには、定期的なメンテナンスを行う必要があります。
換気・通水・点検は、普段生活している家であれば無意識に行っていることですが、人が住んでいない空き家では同じようにいきません。
手間はかかりますが、周囲の方に迷惑をかけないためにも、しっかりと管理していくことを心がけましょう。

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