良いことばかりじゃない?!宅配ボックスの危険性とは
ネット通販をよく利用する方、お仕事の事情で家を空けることが多い方にとって、直接受け取る必要のない宅配ボックスは非常に便利なものです。
しかし、宅配ボックスは良いことばかりではないことをご存じですか?
今回は、宅配ボックスの導入を考えている方に向けて、便利な裏に隠れる危険性について解説します。
□宅配ボックスが抱える盗難の危険性
宅配ボックスは直接受け取らなくても荷物を受け取れるものですが、それは言い方を変えれば無人のところに配達物が保管されるということです。
そのため、便利ではあるものの盗難の危険性は否定できません。
盗難の手口は3つのものが考えられます。
1.不在票を盗む
配達会社は、宅配ボックスに荷物を入れた際、ポストの方へ解錠番号や暗証番号が記載された不在票を投函します。
その用紙を確認できれば、宅配ボックスはいとも簡単に開けられてしまうでしょう。
不在票は、ポストに粘着テープをつけた紙や板を入れてくっつけて引き抜くだけで盗れてしまいます。
複雑な手口は一切不要、最も簡単に宅配ボックスの中にある荷物を盗難可能です。
2.施錠されていないポストから不在票を盗む
そもそもポストの施錠の習慣がないという方もなかにはいらっしゃるかもしれません。
その場合、小細工も必要なしにポストから不在票を盗めてしまいます。
ポストに投函されるものの中にはそのほか重要な個人情報が含まれるものもありますので、開けっぱなしのポストにすることは絶対に避けなければなりません。
3.宅配ボックスごと盗む
置くだけの宅配ボックスや、後付けで固定が甘い宅配ボックスは注意してください。
宅配ボックスごと盗めるため、時間もかかることなく盗むことに成功してしまいます。
盗人にとっては好条件なので、積極的に狙われてしまうでしょう。
□宅配ボックスの危険性を下げるための方法
*IoT宅配ボックスを利用する
不在票を盗んで解錠番号を知ることで盗まれてしまうケースに効果的なのが、IoT宅配ボックスです。
IoT宅配ボックスはアプリと連携しているため、解錠に暗証番号を必要としません。
スマホで配達会社とやり取りできるので非常に便利です。
*盗難防止ワイヤーを取り付ける
宅配ボックスごと盗まれてしまうケースに有効なのが、盗難防止ワイヤーの取り付けです。
盗難防止ワイヤーは簡単には切断できないようなもののため、玄関ドアや重いものに繋げて固定しておきましょう。
最近では、宅配ボックス本体に盗難防止ワイヤーがついているものもあります。
*解錠しにくい鍵の宅配ボックスを利用する
IoT宅配ボックスもその一例ですが、宅配ボックスは解錠しにくいタイプの物を選んでおくと安心です。
例えば南京錠のタイプは壊されやすく、盗難の危険性が高まります。
ダイヤル式のタイプも暗証番号を推理されやすいため、ロックした後に自動で番号が0になるタイプがおすすめです。
□まとめ
宅配ボックスは便利な反面、盗難されやすいリスクがあります。
宅配ボックスを設置する場合は、IoT宅配ボックスや盗難防止ワイヤーを活用して、しっかりと盗難対策を施しましょう。