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高気密高断熱って湿気が多くならないの?

高気密高断熱を検討していると、高い気密性と断熱性によって「湿気がこもってしまうのでは?」と疑問を抱かれることがあるかもしれません。
確かに、気密性も断熱性も高ければ、室内の湿度が多くなっても逃げ場がないため、湿気がこもってしまうような気がします。
さて、この真実はどうなのでしょうか。
今回の記事では、高気密高断熱住宅の湿気事情について取り上げます。

 

□高気密高断熱でも湿気は多くならない

 

高気密高断熱住宅の特に高気密の部分において、気密性が高いのであれば湿気が多くなりやすいのだと誤解が生じてしまうことはよくあります。
確かに「気密性が高い=家の隙間がない」なので、湿気が逃げられない状況になってしまっていることは事実です。

しかし、きちんとした高気密高断熱住宅であればしっかりと対策が講じられています。

 

それが、有能な換気システムの設置です。

換気システムがしっかりしていれば、湿気の逃げ場がなくなりやすい高気密高断熱住宅であっても、その高い気密性も相まってしっかり換気されます。
隙間だらけの家と比べても、より確実に家全体の空気を換気できるので、湿気はむしろ高気密高断熱住宅の方が排出しやすいといって良いでしょう。

 

そのため、高気密高断熱でも湿気は多くなりません。
ご安心ください。

 

□湿気の多い高気密高断熱にしないために

 

ここまで高気密高断熱住宅であっても、湿気が多くなることはないと解説しましたが、それは本当の高気密高断熱住宅に限った話です。
もしも性能がきちんとしたものでなければ、湿気の多い高気密高断熱住宅になってしまうでしょう。

というのも、高気密高断熱であるかの基準は建築会社やメーカーによって異なるからです。

 

さらに、建築後に検査が入るわけでもないため、実際の家を調べると高気密高断熱住宅ではない可能性も考えられます。

こうした欠陥をもった高気密高断熱住宅を建築しないためには、建築時にしっかり換気システムに気を配り、建築後には気密測定をすることが大切です。
本来の高気密高断熱住宅であれば、湿気が多くなることはないことを念頭に置いておきましょう。

 

□まとめ

 

今回は、高気密高断熱住宅の湿気事情について解説しました。
本来の高気密高断熱住宅であれば、湿気が多いという事態は起きません。
換気システム選びにはこだわり、完成後も気密測定をしてもらうよう依頼しましょう。
何か困ったことがあれば、当社のような第三者のサービスを利用するのも1つの方法です。

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