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遮熱と断熱の違いについて正しく理解できていますか?

住宅に関する様々な用語のなかでも特によく似た表現に「遮熱」と「断熱」があります。
言葉を構成している漢字から意味を読み取っても、「遮る」と「断る」であまり違いがわかりません。
それでは、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、遮熱と断熱の違いについて解説します。

 

□遮熱と断熱の違いは目的にある

 

遮熱とは熱を吸収しないように反射すること、断熱とは内部に伝わる熱の量を減らすこと。
両者には上記のような意味合いがあります。

つまり、違いは目的にあります。
遮熱の目的は、夏に熱が侵入しないようにすることです。

 

一方で断熱の目的は、夏は外気の熱を侵入させず、冬は室内で暖められた空気を外に逃がさないようにすることにあります。

遮熱は外の熱から住宅を守り、断熱は室内の空気を維持することに重点を置いているのですね。
どちらも住宅に欠かせない性能といえます。

 

□遮熱と断熱、家にはどちらを取り入れるべき?

 

住宅には、遮熱住宅と断熱住宅と呼ばれるものがあります。
言葉は変わっても、根本にある意味合いは先程と同じです。
遮熱住宅は夏場の厳しい暑さから家を守ってくれる効果があり、断熱住宅には季節にかかわらずエアコンなどで整えられた室内の快適な環境を維持してくれる効果があります。

基本的には、通年快適な住環境を維持できる断熱住宅が望ましいですが、地域や環境によっては遮熱性を取り入れるべきケースもあります。

 

たとえば、日照りが強い地域でかつ、住宅に大きな窓がある場合には、断熱とあわせて遮熱もあった方がより効果を実感することが可能です。

組み合わせれば相乗効果によってより快適な住環境を実現できることもあるので、一概にどちらか一方だけを取り入れるべきだとはいえません。
両者の違いや目的を明確にしたうえで、役割的な部分から取り入れ方を考えるようにしましょう。

 

また、遮熱と断熱のいずれも省エネに効果的です。
熱の侵入を防いだり、室内の温度を一定に保ったりする効果で冷暖房の使用を少なくできるためです。
これからの住宅では省エネ性能が鍵となってきます。
ご自身の環境に合わせた選択ができるよう、遮熱と断熱の違いはしっかりと把握しておきましょう。

 

□まとめ

 

今回は、遮熱と断熱の違いについて解説しました。
両者の分かりやすい違いは、その目的にあります。
遮熱の目的は、夏に熱が侵入しないようにすることです。
一方で断熱の目的は、夏は外気の熱を侵入させず、冬は室内で暖められた空気を外に逃がさないようにすることにあります。
それぞれの違いを把握したうえで、住まいにどちらが必要になるかを見極めていきましょう。

 

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