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ハザードマップにギリギリ入らないなら大丈夫なのか?

有事の際に、自宅周辺ではどのような被害が起きてしまうのか、避難場所はどこかといった大切な情報が掲載されているハザードマップ。
そんなハザードマップで示されている被害想定区域にギリギリ入らないのであれば、大丈夫だといえるのでしょうか。
今回は、ハザードマップの正しい見方を解説いたします。
 

□ハザードマップにギリギリ入らない…でも「まさか」は起きうる

 
有事の際、被害に遭われた方はたびたび口を揃えて言います。
「まさかここでこんなことが起きるなんて思わなかった」
 
リスクが指摘されていない場所であっても、被害が起きることは十分にありうるのです。
つまり、ハザードマップで示されていない場所であったとしても、絶対に被害が起きないとはいえないことを示しています。
ギリギリ入らない場所であっても同様です。
 
実際、去年に起きた土砂災害による被害は、8割はハザードマップに示された土砂災害警戒区域内、2割は土砂災害警戒区域外で発生しています。
ハザードマップで示されている地域以外の場所であっても、各地で被害が起きていました。
あなたの自宅周辺はどうでしょうか。
 

□ハザードマップの正しい見方は

 

*地震ハザードマップ

 
地震のハザードマップでは、想定震度や液状化の危険性、避難場所などが記載されています。
避難場所の位置は正確に示されていますが、震度や液状化については必ずしも正確とはいえません。
なぜなら、地下の構造や状態を完全に把握することは困難だからです。
そのため、ハザードマップを信じて「ギリギリ入らないから大丈夫」と思わず、あくまで大まかな傾向として判断するようにしましょう。
 

*津波ハザードマップ

 
津波ハザードマップでは、津波が起きた際の津波の浸水想定域や避難場所が記載されています。
あらゆる可能性を考慮した最悪の場合の情報が記載されていますが、誤差が含まれていることも十分にあり得る話です。
もしギリギリ入らなかったとしても、有事の際は躊躇せず避難するなど、より最悪の事態を考慮した行動が求められます。
 

*土砂災害ハザードマップ

 
土砂災害ハザードマップでは、大雨や地震の際の土砂災害リスクについて記載されています。
土砂災害警戒区域は住民の命に危険が生じる可能性のある地域、土砂災害特別警戒区域は住民の命に著しい危険が生じる可能性のある地域です。
しかし、先ほども紹介したように、ハザードマップに示された場所以外でも被害が発生することが確認されています。
ギリギリ入っていないからと安心せず、少しでも斜面があるのならば、離れた場所に避難するよう心がけてください。
 

□まとめ

 
今回は、ハザードマップの正しい見方について解説しました。
ハザードマップに載っている情報はあくまで可能性の一部で、どの場所でも「まさか」は起きうるものです。
ギリギリ入らなかったとしても慢心せず、常に最悪の事態を想定した動きを心がけましょう。
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