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福岡市ではどんな雨水対策を行っている?

度重なる台風や線状降水帯による大雨。
個々人の備えも大切ですが、国や市区町村の単位でどのような対策を打っているのか、気になりますよね。
私たちが住む福岡市では、どのような雨水対策が講じられているのでしょうか。
 

□福岡市の雨水対策、まずは過去の経験から学びを得る

 
1999年6月、福岡市では1時間に79.5ミリという猛烈な大雨が降りました。
その大雨のせいで女性が1人亡くなってしまいました。
 
2003年7月の豪雨では、博多駅周辺のビルや家屋で床上浸水が相次ぎました。
地下鉄が運行できなくなるなど、交通機関にも大きな影響を与えました。
 
この都市部での浸水被害を教訓に、福岡市では様々な雨水対策が行われています。
都市部でこのような水害が起きるのは、都市化の進展が原因です。
都市化が進展するとともに、保水機能が低下しているからです。
 
この保水機能を補填するために、現在福岡市では「レインボープラン」が進められています。
雨水を一時的に貯められる巨大な貯留施設などを整備する事業です。
その保水性能は驚きの25メートルプール160杯分。
6万トンもの雨水を貯められるそうです。
 
現在も福岡市の地下で着々と工事が進められています。
完成すれば豪雨でも安心して過ごせそうですね。
 

□福岡市での雨水対策は

 
福岡市では、他にも様々な雨水対策が行われています。
 
例えば都市基盤河川改修事業では、国の補助制度を活用しながら河川の治水対策が進められています。
まちづくりが進められている場所と並行して河川の整備を行うことで、市街化による雨水流出量増加を抑える工夫がなされています。
 
福岡市の河川は中小河川で、そこまで流域が大きいわけではありません。
そのため、雨が短時間でたくさん降ると、急激に水位が上昇して非常に危険です。
浸水被害が発生している河川では、地下河川を作ることで河川改修の準備を進めています。
 
流域対策としては、雨水の流出を抑制するために、用途のなくなった農業用ため池を活用したり、治水地の性能をより向上させる治水池整備を進めたりもしています。
 
こうした福岡市内での水害の発生しにくい都市づくりを長期的・継続的に進めていくために、平成21年には「福岡市雨水流出抑制指針」を策定しました。
この指針に基づき、福岡市では引き続き積極的な雨水対策が行われていくので、福岡市にお住まいの方は時折チェックしながら安心して暮らしていただければと思います。
 

□まとめ

 
今回は、福岡市で行われている雨水対策についてご紹介しました。
福岡市では積極的な雨水対策が講じられていることがお分かりいただけたと思います。
福岡市は日本の中でも雨がよく降る場所です。
これからも個々人の備えは大切にしつつ、市の単位でどのような対策が行われていくのかを見守っていきましょう。
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