壁紙にカビを発見!張り替えることで対処可能なのか?
人が生活する室内は、何かと湿気がこもりがちです。
そのため、少し掃除を怠ったり換気を忘れたりしてしまうだけで、壁紙にカビが生えてしまうことがよくあります。
カビが生えてしまうと見た目が悪く、健康被害も気になるところですよね。
そういった壁紙のカビは、張り替えるだけで対処可能なのでしょうか。
□壁紙にカビが生えてしまった場合の対処法は?
一口に壁紙といっても様々な素材がありますが、今回は一般的によく使用されているビニールクロスの場合の対処法を見ていきましょう。
まず、壁紙の表面に薄くカビが生えているだけの場合は、壁紙は張り替えずにそのまま専用の洗剤で綺麗にするだけで対応できます。
しかし、カビは見えている部分だけに生えているわけではありません。
胞子や菌糸の状態のカビは目視では確認できませんので、すでに部屋中にカビが蔓延している可能性も十分にあり得ます。
徹底的に再発防止するためには、カビが生えている壁紙の一部だけでなく、天井や家具も含め、部屋全体を対処した方が良いでしょう。
カビが壁紙の裏やコンクリートまで侵食してしまっている場合は、壁紙の張り替えを行います。
壁紙の内側のコンクリートと、新しい壁紙の表面の両方に除カビと防カビ対策をしましょう。
もちろん、部屋全体です。
そうすることで、壁紙の内側と外側の両面のカビの発生を抑えられます。
もし壁紙の裏側の対処を忘れてしまったら、たとえ壁紙を新しく張り替えても、数ヶ月でまたカビが発生してしまうでしょう。
徹底的に除去しないとさらに費用がかかることになってしまいますので注意してください。
カビがさらに奥深くまで侵食してしまっている場合、壁紙の下地の石こうボードの交換が必要になるケースもあります。
カビは放置してしまうとどんどん繁殖していき、除去にかかる費用も膨れあがっていきます。
カビは早期発見、そして適切な早期対応が非常に大切です。
□壁紙のカビ発見ポイントをご紹介!
一部分でも壁紙にカビを発見した場合、他の壁紙にもカビが発生している可能性が高い傾向にあります。
見逃してしまわないために、壁紙のカビの発見ポイントをぜひご確認ください。
・ラックの背面
・台所まわりの床や天井
・鉢植えや水槽がある周囲
・部屋干しを行う箇所
・脱衣所
・ベッドと接している
・トイレのタンクや棚の周辺
・炊飯器やレンジ、オーブン等の周辺
・1年以上動かしていない家具の裏
壁紙のカビはこのような場所によく発生します。
もしも壁紙にカビを発見したのであれば、他の部分にもカビが生えていないか確認してみましょう。
しかし、ご自身だけで全て見つけるのは非常に難しいです。
見逃しがあるとよりカビが繁殖し、対処の費用がどんどん膨れあがってしまいますので、徹底的に除去するためには住宅診断を行うことをおすすめします。
住宅診断であれば、改修すべき場所やおおよその費用を事前に知ることができますよ。
当社は福岡の住宅診断業者ですので、他にも家の不安やお悩みがあればお気軽にご相談ください。
□まとめ
今回は、壁紙にカビを発見した場合の対処法について解説しました。
壁紙にカビを発見した場合、そのカビが生えている部分だけでの対処では完璧に除去できません。
カビが侵食している部分の張り替えをし、天井や家具を含めた部屋全体の除カビと防カビを行いましょう。
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