鉄筋よりも地震に強い?!木造住宅の耐震性について解説!
木造住宅の一戸建てを検討している際、やはり気になるのは耐震性ではないでしょうか。
最近も様々な場所で地震が発生していて、不安感は高まるばかりです。
この記事では、木造住宅の耐震性について解説します。
木造住宅を検討する際のポイントにも触れますので、ぜひご覧ください。
□木造住宅の耐震性は?鉄筋コンクリート造り(RC造)よりも地震に強い?!
日本の住宅に多い構造として挙げられるのは、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの3つ。
その中でも耐震性が高いといわれているのは、鉄骨と鉄筋コンクリートです。
しかし「やはり木造住宅の耐震性は劣るんだ」と考えてしまうのは早いですよ。
耐震性は、地盤の強さや壁の配置などの様々な要素によって決まります。
その中でも特に重要なのが、住宅自体の重量です。
というのも、地震のエネルギーというのは住宅の重量に比例します。
つまり、重い住宅ほど地震によって大きく揺れることになるのです。
住宅では、木造・鉄骨・鉄筋コンクリートの順に重量が大きく、木造とRC造では、およそ5倍もの重量差があると言われています。
つまり、同等規模のそれぞれの構造の住宅があるとすると、最も揺れが少ないのは重量の軽い木造住宅ということになります。
そう考えると、木造住宅は地震に弱いわけではないことがお分かりいただけたと思います。
□木造住宅を検討する際のポイントはずばり!
まずは何よりも、その木造住宅が建っている地盤の強さを確認することです。
耐震性がどれだけ良くても、地盤が弱いと意味がありません。
地盤調査をし、弱い場合は地盤補強を検討しましょう。
そして、耐震等級3基準を満たしているか確認しましょう。
耐震等級は地震に対する建物の強さを表しています。
数字が大きいほど建物の耐震性が高いことを示しているので、木造住宅を検討する際はここに着目してください。
最後に、信頼できる施工会社を選ぶことが大切です。
耐震性は、現場での品質管理や作業によっても左右されます。
特に木造住宅はばらつきが生じやすいため、ご自身が信頼できると判断した施工会社様にお任せしましょう。
□まとめ
今回は、木造住宅の耐震性について解説しました。
木造・鉄骨・鉄筋で比較すると最も耐震性が低いといわれることの多い木造住宅ですが、同等規模では最も地震の揺れが少ない傾向にあるのもまた事実です。
今回紹介したポイントを押さえて、十分に検討してください。