地震に弱い家の形と地震に強い家の形を紹介します!
住宅には、地震に強い家の形と弱い家の形があるのをご存知でしょうか。
せっかく住宅を建てるなら、地震に強い形にしたいですよね。
そこで今回は、地震に弱い家の形と強い家の形を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
□地震に弱い家の形を3つ紹介します
1つ目は、ビルトインガレージがある家の形です。
ビルトインガレージとは、車を格納するスペースを建物の一部に組み込み、シャッターやドアを設置したガレージのことです。
この住宅は、1階の道路側に壁がほとんどなくなってしまうため、地震に弱くなりやすいです。
開口部を広くとるということは、柱や壁などで支えられる部分が減ってしまうため、家全体のバランスが崩れやすくなってしまいます。
ビルトインガレージをつくりつつ、耐震性も備えたい場合は、重量鉄骨工法を検討したり、壁が少なくても強度が確保できるような構造設計にしたりするなどして工夫が必要です。
2つ目は、大きい吹き抜けがある家の形です。
吹き抜けとは、下階部分の天井や上階部分の床を設けず、複数階にわたって連続する空間のことで、家を開放的にできることから人気です。
しかし、吹き抜けは壁と柱の量が少なくなってしまうため、地震に弱いです。
吹き抜けをつくる場合は、耐力壁を作ったり、耐震設計を考えたりして対策しましょう。
3つ目は、平屋に2階を増築した場合です。
平屋に2階を増築した場合、地震の揺れに弱くなってしまいます。
その理由は、元々の住宅と新しく増築した部分の耐震強度が異なると、地震が発生した際にバランスを崩してしまうからです。
増改築を検討している場合は、壁の量を増やしたり、柱や梁で補強したりして、耐震性を高めることが重要です。
□地震に強い家の形を紹介します
まず、シンプルな家の形です。
例えば、長方形が縦に二つ重なったような平面形状の家は地震に強いです。
また、立面形状も平面形状と同様に、長方形に近いシンプルな形の家が地震に強いです。
例えば1階と2階が全く同じ形になっている総2階建ては、シンプルな長方形であるため、耐震性が高いです。
ただし、2階部分の面積が1階部分より小さい場合は、2階部分ができるだけ1階部分の真ん中にあると、バランスの良い形となるため地震に耐えやすいです。
□まとめ
今回は、地震に弱い家の形と強い家の形を紹介しました。
ビルトインガレージや吹き抜けがある家は地震に弱く、シンプルな形の家は地震に強いです。
耐震性の高い家をお考えの方で、何かお困りごとがある際はお気軽にご相談ください。