「以前に比べて、部屋が寒く感じるのはどうしてなのだろう」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。

家が寒く感じるのであれば、断熱材の状態を確認することが重要です。
この記事では、ホームインスペクションで断熱材を調査する重要性について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。

□断熱材の調査が重要な理由は？

部屋の寒さを感じたとき、暖房設備や窓の状態を確認することはあっても、断熱材の状態を気にする方は少ないのではないでしょうか。
しかし家で快適に過ごすためには、断熱材の調査が非常に重要です。
以下では、ホームインスペクションで断熱材の調査が必要な理由を2つご紹介します。

1つ目の理由は、断熱材が機能すれば経済面や健康面でメリットが得られるからです。

断熱材は、外の寒さを遮断して部屋の暖かさを維持する役割を持ちます。
効率的に室温の調整ができるため、光熱費の節約に繋がります。
さらに就寝前に暖房を切ったとしても、断熱材の暖かさを維持する役割によって室温の変化が緩やかになります。
急な体温低下による健康被害を防げるのは、非常にありがたいですよね。

2つ目の理由は、断熱材が原因となるトラブルが多いからです。

断熱材は住宅にメリットをもたらす一方で、トラブルを引き起こしやすいのも事実です。
断熱材の施工不良によって結露を発生させてしまい、その結露が原因で天井にシミができる可能性があります。
発生した結露をそのままにしておくと、カビの発生に繋がり、そのカビが健康被害をもたらすことも考えられるでしょう。

これらの事態を防ぐためには、断熱材が適切な状態であるかどうか調査する必要があるのです。

□断熱材はどこに敷かれている？

ここまで、断熱材を調査する重要性について解説してきました。
以下では、断熱材がどこに敷かれているのかについて解説します。
ご自身でチェックできる部分は、一度確認してみてはいかがでしょうか。

一戸建ての場合、断熱材は床下、屋根裏、外壁の内側に用いられていることが多いです。
床下や屋根裏の断熱材は、点検口から目視できます。
断熱材が隙間なく敷き詰められているかどうか確認しましょう。
隙間だらけになっているようであれば、うまく機能していない可能性が高いです。

一方で、外壁の内側の断熱材に関してはご自身で確認することが難しいです。
また床下や屋根裏の断熱材も目視では限定的な範囲しか調査できないため、十分ではありません。
断熱材が機能しているのかどうか知りたいのであれば、専門家にホームインスペクションを依頼すると良いでしょう。

□まとめ

今回は、断熱材を調査する重要性についてご紹介しました。
断熱材は、快適な暮らしのために欠かせない存在であることをご理解いただけたのではないでしょうか。
「自宅の断熱材がきちんと機能しているだろうか」と気になる方がいらっしゃれば、当社へホームインスペクションをご依頼ください。