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住宅の傾きの許容範囲は?専門家が詳しく解説します!

「床が少し傾いているが、何か問題はないのだろうか」
「家の傾きによる被害について知りたい」

このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
この記事では、家の傾きの許容範囲や傾きがもたらす悪影響を解説しています。
ぜひ参考にしてください。

 

□床の傾きの許容範囲は?

何らかの原因によって、家が傾く場合があります。
傾いている家で暮らしていると、健康面の問題が発生したり、建物の劣化につながったりといった悪影響を被ることも少なくありません。
それでは一体、どのくらいの傾きであれば問題なく暮らせるのでしょうか。
ここからは、床の傾きの許容範囲の目安をご紹介します。

床の傾きの許容範囲の目安は1000分の3未満と言われています。
1000分の3以上、1000分の6未満の傾斜の場合は、家の構造上問題がある可能性が高いです。
また1000分の6以上の傾斜がある場合は、家の構造体に瑕疵があることがあります。

傾きの許容範囲はあくまで目安であり、要因が重なることで許容範囲を越えていると判断される場合もあります。
傾きが気になる方は、一度専門家に住宅診断してもらった方が良いでしょう。
修理が必要と判断されれば、リフォーム会社や工務店などに依頼して修理してもらいます。

修理方法としては、家の傾いている部分に薬液を注いで圧力を用いて傾きを戻すダブルロックや、家の土台や柱ごと交換したり金物で補強したりする方法があります。

 

□傾きによる悪影響は?

傾きの許容範囲を超えた家で暮らし続けていると、いくつかの問題が発生します。
以下では、居住者の健康面と建物に及ぼす被害について解説します。

 

*居住者への被害

傾いた家での生活は、人間が持っている平衡感覚を狂わせます。
平衡感覚が狂うと、めまいや浮遊感、吐き気を感じやすくなり、不調の日々が続きます。
さらに体にはいびつな負担がかかるため、頭痛や肩こり、腰痛を引き起こす可能性も高くなります。
姿勢も悪くなりやすく、お子様のいるご家庭では成長の妨げとなるでしょう。

 

*建物への被害

建物の被害は、生活に関する被害と家の構造に関する被害に分けられます。

まず生活面では、ドアの開閉がしにくくなったり、窓がきちんとしまらないことで隙間風が入るという不具合が発生します。
玄関の鍵がかからなくなった場合、防犯上の問題も生まれます。
これらの被害は、生活する上でかなりのストレスになると予想されます。

次に構造面ですが、傾きによって外壁に亀裂が入り、そこから侵入した雨水が柱や壁を腐食させることが考えられます。
また、家の傾きによって雨樋をたどらずに水が落ちることで、雨漏りが発生することも考えられます。
さらに柱の傾きは、耐震性にも影響を及ぼします。
日常生活の軽い衝撃で家が揺れたり、地震の影響を受けやすくなったりといった事態に発展するケースもあります。

 

□まとめ

今回は、住宅の傾きの許容範囲や許容範囲を超えた場合にもたらされる被害について解説しました。
家を傾いたまま放っておくと、思わぬ問題に発展することも考えられます。
住宅の小さな異変を感じたら、すぐに住宅診断を検討しましょう。
家の不調に関して気になる点がございましたら、お気軽に当社へご相談ください。

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