パキッとなる床鳴りは何が原因?直すにはリフォームを推奨
「パキッ」という高い音が特徴的な床鳴りがある場合、フローリングの本体に問題があると考えられます。
フローリング自体を取り外さなければならないような大きな事態にはなりませんが、微細な調整が必要になります。
今回は、パキッと高い音がなる床鳴りの原因や直し方についてご紹介します。
□パキッとなる床鳴りの原因
床鳴りの音の種類は、症状によって様々です。
しかし、音の高さによって、どの部分に床鳴りが発生しているのかを把握できます。
今回のような「パキッ」と高い音がなる場合には、フローリング本体に問題があるケースが考えられるでしょう。
主な原因は3つです。
1.フローリングの伸縮
フローリングの材質によっては、湿度の影響を受けて膨張・収縮が起こりやすいことがあります。
新築なのにもかかわらず床鳴りがするという場合には、フローリングが伸縮していることが原因だと考えて良いでしょう。
工事に問題があったわけではなく、木材本来の性質によるものですのでご安心ください。
基本的に特に何かする必要はありませんが、気になる場合は施工会社に手直しを依頼することをおすすめします。
2.釘のこすれ
フローリングを固定している釘とこすれることでも、高い音の床鳴りがする場合があります。
釘の長さが不適切であったり、角度が合っていなかったりすることが原因になりやすく、釘を打ち直すことで改善できるケースが多いです。
3.フローリングと床材の隙間
本来フローリングと床材は完全に密着していなければいけませんが、わずかでも隙間が生じていると、床鳴りの原因になります。
フローリングと土台の隙間をなくすことで改善できますが、改善には高度な技術が必要です。
「ギシッ」「ミシミシ」と低い音がする場合には、フローリングの下の床材や構造材に問題があると考えられ、音の高い床鳴りよりも急を要します。
もし「パキッ」と高い音の床鳴り以外にも低い音がする場合には、すぐに工事を依頼するように注意してください。
□パキッとなる床鳴りの直し方|リフォームの依頼はするべき?
はじめに申し上げておくと、床鳴りをセルフで直すことは困難です。
パキッと高い音がする床鳴りは、フローリングの本体のなかでも特に表面に近い部分に原因があることが多く、床下に原因がある場合よりも簡単に直せます。
しかし、作業自体は単純だとしても、確かな知識と高度な技術が必要になるため、専門業者にリフォームを依頼するのがおすすめです。
高い音がなる床鳴りの場合は、部分リフォームのみで済むケースが多い傾向にあります。
例えば、フローリングと土台に隙間が生じているのが原因であれば、補修剤を注入するだけで工事は完了です。
費用も3万円程度で済むため、リフォームとはいっても手軽に行えるでしょう。
□まとめ
パキッと高い音がなる床鳴りは、フローリング自体に問題があると考えられます。
大きな工事にはならないケースが多いため、早めにリフォームを依頼して改善しましょう。
「ギシッ」「ミシミシ」といった低い音の床鳴りは非常に緊急度が高いことが多くあります。
まずは音を聞き分けて大まかな原因を知り、詳しくはプロに直接見てもらうのが鉄則です。
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