古い家をリフォームして住みやすくしたい!必要な工事や注意点は?
たとえ親の世代から大切に住み継いできたような築年数のある家でも、経年劣化から逃れることはできません。
水回り・外壁・天井・設備など、古くなったものはリフォームで新しくしましょう。
ここでは、古い家をリフォームする際に必要な工事や注意点について解説します。
□古い家をリフォームする上で必要な工事内容
1.耐震補強
外見では問題なくても、基礎の部分で激しい損傷がみられる場合も多くあります。
古い家は現在の耐震基準を満たしていない場合も多いため、リフォームでは耐震診断が欠かせません。
2.屋根
現在雨漏りに悩まされている場合には、防水紙の取替工事が必要です。
それでも症状がひどい場合は屋根の葺き替え工事を検討すると良いでしょう。
また、雨漏り以外にも、軽い屋根材への変更も検討しましょう。
屋根材を軽くすることで、家の重心が低くなるため耐震性の向上につながります。
3.断熱
築年数のある家は断熱材が激しく劣化していることがあります。
寒さに悩まされているのであれば、断熱リフォームを検討して快適に過ごせるようにしましょう。
4.電気・水道の引き直し
本来、電気配線や水道管は定期的に修繕をしなければなりません。
そのため、リフォームで取り替えるなどのメンテナンスを行いましょう。
5.間取りの変更
築年数のある家では、現代のライフスタイルにそぐわない間取りになっていることが多くあります。
不満や使いにくさを覚えているのであれば、設備を新しくするのはもちろん、間取りの変更も検討しましょう。
□古い家をリフォームする際の注意点
*建築確認申請が必要になる可能性がある
延べ床面積200平方メートル以上の大きな家の場合には、リフォームの際に建築確認申請が必要になります。
建築確認申請では様々な手続きが必要になるため、該当する場合には早めに準備しておきましょう。
リフォームの内容によっては、延べ床面積が200平方メートルに満たなくても必要になるケースがあります。
リフォーム会社に相談しておくと安心です。
*資金計画には余裕を持っておく
築年数のある家の正確な状態は、実際に見てみないとわからない点が多くあります。
床を抜いてはじめてシロアリの被害が広がっていることが判明するケースもあり、その場合には追加で費用がかかることになるでしょう。
最初の段階で予算ギリギリだと、こうした後々判明したイレギュラーに対応できなくなってしまいます。
資金計画には余裕を持ち、補修箇所が増えても対処できるようにしておくことが大切です。
□まとめ
築年数のある家のリフォームでは、機能性をしっかり復元することが非常に大切です。
耐震性の確保や補修が必要な箇所の修繕など、大掛かりな工事が必要になることも多くあります。
その分費用もかかりやすいので注意しましょう。
次の記事へ
空き家はどれくらいの頻度で管理すれば良い? »