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中古住宅で多い?水回りのトラブルを未然に回避するための方法

水回りの機能性はそのまま日々の生活へと影響し、快適な暮らしにも関わってきます。
しかし、家の中でも使用頻度が高い水周りは劣化しやすく、中古住宅ともなればその可能性はより高くなるのが現実です。
実際、中古住宅の売買では水回りにおけるトラブルが多発しており、事前に備えておくに越したことはありません。
今回は、中古住宅における水回りトラブルの現状や回避方法についてご紹介します。

 

□中古住宅でよくある水回りのトラブルとは

 

*給湯器のトラブル

 

中古住宅における水回りのトラブルとして、まず代表的なのは給湯器のトラブルです。
「入居後、お風呂に入ろうとしたらお湯が出ない」というトラブルに見舞われ、しばらく銭湯通いになることも…。

給湯器はガスや水道を開栓してみて初めて状態がわかるため、発覚が遅れてしまうことが多いものです。
内見時にはガスや水道が止められていることがほとんどであり、事前に気づくことは難しいでしょう。

製造年から10年以上の給湯器であれば、部品が生産終了していて修理ができないケースもあります。
早々に新しい給湯器に変更しなければならなくなる可能性もあるかもしれません。

 

*水漏れ

 

キッチンやトイレにおける水漏れのトラブルも、中古住宅の水回りでよくある事例です。
蛇口付近から水漏れしていたり、トイレタンクの下から漏れ出ていたりと、実際に水を流してみてから発覚することも多くあります。

 

*排水管まわり

 

洗面所下やキッチン下の排水管で水漏れが起きていたり、詰まりが生じていたりと、排水管まわりのトラブルにも注意しなければなりません。
排水管も劣化するため、交換が必要になるケースもあるものです。
立地や間取り、他の大きな修繕箇所などに目が行きがちな中古住宅ですが、水回りのチェックも欠かせません。

 

□水回りのトラブルを未然に回避するには

 

*設備を全てチェックする

 

中古住宅の内見では設備1つ1つに目を配り、「トラブルがあるかも」と疑いの視点で確認しましょう。
水回りの部分では、隙間や歪みがないかを確認してみてください。
蛇口や給湯器などは、ライフラインがつながっていないと実際に使うことはできませんので、設置日や耐用年数などから確認しておくと安心です。

 

*売主に話を聞く

 

トラブルを未然に回避するには、売主に話を聞くことも有効です。
住んでいて困っていたことや気になったことなどを聞けば、トラブルになる可能性があるかの判断材料となります。
このようなマイナスな情報でも、売主は真実を伝える義務があるため、物怖じせず聞いてみるのがおすすめです。

 

*契約内容を確認する

 

契約書には重要な情報がたくさん記載されています。
例えば「現状有姿渡し」と記載があれば特約となり、購入後に水回りのトラブルがあっても補修費用を負担してもらうことはできません。
トラブルを避けるためには、契約内容もしっかり確認しておきましょう。

 

◻︎まとめ

 

中古住宅では水回りのトラブルが起こりやすく、補修費用の負担について売主と揉めてしまうこともあります。
未然に回避する方法を3つご紹介しましたが、最も確実なのは第三者機関に診断を依頼する「ホームインスペクション」です。
売主や買主といった立場ではなく、中古住宅を客観的かつ専門的な視点から調査するため、トラブルを避けるのに役立ちます。
当社では福岡を中心にホームインスペクションを承っていますので、お困りの方はぜひご相談ください。

 

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