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中古住宅の購入時は騒音対策にも配慮しよう

年々注目度が高まりつつある中古住宅ですが、中古であるが故に注意しておきたい箇所も多くあります。
その際によく確認し忘れてしまうことが多いのが「騒音」です。
騒音は、被害に遭うこともあれば、逆に被害を与えてしまうこともある二面性を持ち合わせています。
ご自身も周囲の方も快適に暮らしていくためには、騒音にも配慮しましょう。
今回は、中古住宅の騒音対策についてご紹介します。

 

□中古住宅の騒音対策で見るべき場所

 

*1.窓ガラス・サッシ

 

家の中で最も外気と近い場所といえば、窓ガラスです。
特にサッシは劣化しやすく、音漏れや隙間風などの要因にもなり得るので、必ず見ておきたい場所といえます。
サッシの交換は費用がかかりやすいため、既存窓の内側に設置するインナーサッシがおすすめです。

 

*2.吸気口

 

騒音は、外壁にある吸気口からも入ってきます。
周囲の騒音が気になるのであれば、吸気口も見ておきましょう。
可能であれば、音を消せる吸気口の取り付けを検討するのも選択肢のひとつです。

 

*3.外壁

 

特に木造の中古住宅の場合には、外壁の防音性がコンクリート造ほど高くありません。
一戸建てであっても、隣家からの話し声やテレビの音が聞こえてくる…というのはよくあるケースです。
裏を返せばこちらの音も隣家に筒抜けということですので、必ずチェックしておきましょう。
内見の時は周囲の音にも耳を澄まし、外壁の構造的な部分についてもしっかり確認しておくと安心です。

 

□騒音対策には周辺の住環境のチェックも欠かせない

 

中古住宅自体の騒音対策に気を遣うのも大切ですが、周辺の住環境のチェックも欠かせません。
例えば近くに工場がある場合には、休日は静かでも平日は音が気になってしまうかもしれません。
小さなお子様がいるご家庭や、平日も家にいることの多いご家庭では、工場が近くにある立地は不向きといえます。
繁華街が近くにある場合には、夜間に騒ぎ声が聞こえてくることもあるでしょう。

 

中古住宅自体の性能を上げようとすれば費用がかかりますが、条件によっては多少値引きされる可能性はあるものの、立地を変えること自体には費用がかかりません。
まずは周辺の住環境をチェックした上で、中古住宅自体の騒音対策にも気を遣うと良いでしょう。

 

◻︎まとめ

 

窓ガラス・吸気口・外壁など、中古住宅自体の騒音対策は、周囲からの音を防ぐだけでなく内部からの音漏れを防ぐ効果も期待できるものです。
しかし、まずはその前に周辺の住環境についてよく確認しておくことをおすすめします。
曜日や時間帯によっては街の様子が全く異なることもあるので、時間をずらして何度か確認しておくと安心です。

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