無垢床のメリット・デメリットは10年後どうなっている?
自然素材を用いた家づくりが人気です。
中でも”無垢材”を用いた床材は、自然素材ならではの肌触りや調湿効果を感じられるメリットがあります。
しかし自然素材であるがゆえに耐久性や経年変化の面で、10年後どうなっているのか気になりませんか?
そこで今回は、無垢床のメリットやデメリットと、10年後の状態について解説します。
□無垢床のメリット・デメリット
*メリット
1. 調湿性能がある
無垢材は天然の木材を原料としているため、調湿性能を持っています。
湿度が高い時は吸湿し、湿度が低い時は放湿してくれるので、部屋全体の湿度をちょうど良く保ってくれるのです。
特に夏のジメジメした湿気を吸収してくれることで、蒸し暑さを感じにくくなり部屋の快適性も上がるでしょう。
2. 肌触りが良い
自然素材であるがゆえの、特別感ある肌触りを感じられます。
木の種類によって感触が変わることに加え、時間が経つごとに色味が変化するので、時間の変化を楽しめるのも大きな魅力です。
*デメリット
1. 施工のコストが高い
一般的に自然素材を用いた施工は手間がかかる分、コストが高い傾向にあります。
従来の複合フローリングに比べて傷がつきやすかったり、汚れやすいため、より丁寧な扱いを求められるからです。
また、無垢材は反りやむくり、のびちぢみなどの変形が起こることもあり、これも丁寧な施工が必要とされる理由です。
2. 経年劣化によって日焼けすることがある
紫外線が当たることで、無垢床が日焼けする可能性があります。
しかし、これも一種の味わいだと思える方にとっては、そこまでデメリットには感じないかもしれません。
□無垢床の10年後はどうなる?
先ほども挙げた通り、無垢床は紫外線の影響で色が変わってきます。
ただ、これは自然素材である限り避けては通れない道です。
しかし家族とともに過ごしてく中で変わる色合いも、深みがあって魅力のではないでしょうか。
また、無垢床は良い木の香りを楽しめます。
何年も住んでいると慣れてきて香りを感じにくくなるかもしれませんが、実際は木の香りが消えているわけではなく、リラックス効果もあります。
このように、無垢床は10年経っても耐久力はほぼ変わらずに、その色味や深み、香りを感じながら、年月の経過を楽しめます。
□まとめ
無垢材はコスト高や日焼けの可能性がある一方で、調湿性能や肌触りの良さの恩恵を受けられる自然素材です。
また、時が経つにつれ色合いは変わりますが、劣化しているわけではなく深みが増していくことによる魅力だと捉えられます。
家族の生活の中で共に成長していく無垢床を、ぜひ取り入れてみてください。
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