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高気密高断熱な家では窓を開けるの禁止?!

「高気密高断熱住宅では窓を開けることは禁止である」という文言、見かけたことありませんか。
このような強い口調でなくても「高気密高断熱住宅に住むなら窓は開けない方が良い」という言葉を1度は見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
今回は、この言葉の真相について語ります。
真実を知りたい方、疑念を抱いている方はぜひご確認ください。

 

□高気密高断熱住宅では窓を開けるの禁止なのか?

 

最初に断言しましょう。
高気密高断熱住宅で、窓を開けるのは決して禁止ではありません。
というより、この言葉はなるほど大きく誇張されているのが事実で、実際は「高気密高断熱住宅では窓を開けないで済むような設計思想に基づいている」というのが正解です。
一体どういうことなのでしょうか。

 

窓を開けると換気できますが、一緒に花粉やほこり・PM2.5・ニオイ・騒音といったものも室内に入ってきます。
窓を開ける動作にはメリットもありますが、それなりにデメリットもありました。

 

しかし現代では、高気密高断熱住宅が建てられるようになり、窓を開けなくても換気できるようになりました。
高気密高断熱住宅には必ず24時間換気システムが設置されていて、常に家の中の空気が入れ替えられているのです。
窓を開けなくても良いほど、性能が上がったのです。

 

つまりあの文言の真相は、窓を開けてはいけないのではなく、窓を開ける必要性がないということを指しています。
どこからか誤解が生じたのか、誇張されて禁止という強いワードになってしまったようです。

 

□高気密高断熱住宅は自然を遮断するわけではない

 

高気密高断熱住宅において、確かに換気性能の観点からみれば、窓は開けない方が効率が上がりますし、温度や湿度を管理しやすくなる部分があります。
実際、外の温度や湿度が高い時に窓を開ければ、当然室内の温度や湿度も上がって、快適な環境ではなくなってしまうでしょう。
その分、余分に光熱費がかかることもあるかもしれません。

 

しかし、だからといって窓を開けることを禁止する必要があるというわけではありません。
窓を開ければ、外の音や風の香りを感じられます。
気が向いた時は、換気効率や光熱費なんて気にせずに窓を開けても良いのです。

外気の影響を遮断する高気密高断熱住宅だからといって、自然を遮断するわけではありません。
暮らし方が制限されるわけでもありません。

 

住む方の気の赴くままに、自分たちらしい暮らしを送れることが何よりも大切です。

 

□まとめ

 

今回は、「高気密高断熱住宅では窓を開けることは禁止である」という言葉の真相についてご紹介しました。
確かに性能の面から見れば窓を開けない方が良い部分もありますが、それで暮らし方を制限されることはどこかずれています。
高気密高断熱住宅だから窓を開けなくても良いほど換気できているだけであって、窓を開けてはいけないわけではないことを覚えておいてください。

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