ハザードマップって意味あるの?メリットデメリットをご紹介
ハザードマップは、土地の安全性を見極める際に役立つ便利なツールです。
とはいっても、なかなか親近感のあるものでもなく、本当に意味があるのか疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、ハザードマップのメリットとデメリットをご紹介します。
ぜひ参考にしてくださいね。
□ハザードマップを活用するメリットは
ハザードマップを活用するメリットには、以下の3つがあります。
・災害時の移動方法を事前に確認できる
・土地や建物を購入する時の参考になる
・防災についての意識を高められる
大雨や地震、土砂災害など、近年は目に見えて災害が多くなってきていますね。
10年に一度の危険を意味する大雨特別警報は度々発令され、30年以内には首都直下型地震や南海トラフなどの大地震が起きることが予想されています。
大きな災害が起こるリスクは、常に私たちのそばに潜んでいるのです。
遠い未来の話、違う世界の話などではありません。
こうした災害を避けるためには、事前に対策しておくことが非常に大切です。
自然災害が発生した時に起こる被害は、決してどの地域でも一緒なわけではありません。
立地などの土地の特性によって、被害の規模や範囲はある程度決められます。
そのため、その土地の情報について知っておくことは、リスク発生の目安とすることができるのです。
ハザードマップには、こうしたリスクの情報や、避難所の場所などの安全情報が記されています。
災害は突然起こるものであり、一瞬の判断が生死を分けることも十分にあり得る話です。
そのため、事前に避難方法についてイメージし、土地の安全性の指標とできることは、ハザードマップの最大の利点といえます。
□ハザードマップを利用する時に気をつけたいデメリット
ハザードマップでは、災害が起こるリスクの高い場所に色をつけてあります。
リスクを視覚的に確認できるのは便利ではありますが、色がついていないところは安全であると誤解してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
これは、ハザードマップのデメリットといえる部分です。
色がついていないからといって、100%安全なわけではありません。
色がついている地点との境目ギリギリの場合は、特に注意が必要です。
ハザードマップに掲載されている情報が全てとは考えず、どの場所にも災害が起きるリスクがあることを前提に考えておく必要があります。
□まとめ
今回は、ハザードマップのメリットとデメリットをご紹介しました。
ハザードマップは、人の命を守る役割を持つ地図です。
とはいえ、ハザードマップを守っていれば絶対に安全であるというわけではありません。
メリットとデメリットを把握して、上手に活用していきましょう。
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