「住宅の基礎にひび割れがあるのだけど、大丈夫なのだろうか」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
そこで今回は、住宅の基礎がひび割れる原因についてご紹介します。
また、放置すると危険なひび割れについても紹介します。
ひび割れでお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。

□基礎のひび割れはなぜ起こる？

住宅の基礎がひび割れる原因を3つ紹介します。

1つ目は、乾燥収縮です。
乾燥によってコンクリート内部の水分が蒸発し、基礎が収縮する現象です。
これは、基礎のひび割れの原因で最も多いと言われています。
乾燥収縮によってコンクリート表面が引っ張られ、耐えきれなくなりひび割れてしまいます。

2つ目は、不同沈下です。
地盤が弱い場所に住宅が建っていると、斜めに傾くことがあります。
それによって、想定外の負荷がかかって、ひび割れが発生します。
この場合、日常生活に支障をきたしたり、体調に悪影響を及ぼすという危険もありますので注意しましょう。

3つ目は、コンクリートの中性化です。
コンクリートは吸水性が高いため、雨などにより内部のカルシウム化合物が中性化することがあります。
鉄筋を保護していたアルカリ性のコンクリートが中性化すると、鉄筋が錆びて膨張し、ひび割れが起こります。

□放置してはいけないひび割れとは？

放置しておくと危険なひび割れとはどのようなものか確認していきましょう。

まずは、幅0.5mm以上、深さ20ｍｍ以上のひび割れです。
このひび割れは、建物の耐震性や強度に関わります。
見つけたら専門知識のある診断士に点検してもらいましょう。

次に、同じ場所にある無数のひび割れです。
これは、一部に大きな力が集中している症状といえ、地盤や建物の構造上の問題がある可能性が高いです。

また、横に一文字のひび割れにも注意しましょう。
雨水を内部に浸透させ、基礎内の鉄筋を錆びさせる恐れがあるからです。
鉄筋のサビの補修には大規模な工事が必要になるため、費用も上がってしまいます。

最後に、基礎の上から下まで延びるひび割れです。
これは、ひび割れの幅が0.3ミリメートル以下の場合でも危険です。

基礎にこれらのひび割れが見られる場合、早めに補修をしましょう。

□まとめ

今回は、住宅の基礎のひび割れについて紹介しました。
基礎のひび割れは建物の耐震性などに関わるため放置すると危険です。
ひび割れの原因や危険なひび割れを知っておくと、早めに補修できるでしょう。
お困りの方がいれば、ぜひ一度当社にご相談ください。