劣化しにくい家の特徴と選び方
マイホームを購入するには様々な費用がかかります。
そのため、将来的な視点を含めて総合的にコストを判断することが大切です。
例えば、ランニングコストを減らすためには、光熱費がかからない工夫や、劣化しにくいよう長持ちする工夫がされている家を選ぶことが求められます。
今回は、劣化しにくい家の特徴や選び方をご紹介します。
□劣化しにくい家の特徴
*災害に強い
地震・暴風・大雨・洪水といった自然災害は、家の寿命を大きく縮めてしまいます。
こうした災害に対しての備えが十分な家は、劣化しにくく、長持ちしやすいです。
家の構造的な部分ももちろん大切ですが、まず着目しておきたいのは「立地」でしょう。
家はリフォームで変えられますが、立地は引っ越さない限り自分では変えられません。
どれほど家自体が高性能であっても、土台となる立地が悪ければ意味がなくなってしまいます。
地盤が強かったり、近くに氾濫の危険がある河川がなかったりなど、災害に強い家にするにはそもそも自然災害のリスクが小さい立地を選ぶことも重要です。
*メンテナンスがしやすい
劣化しにくい家とはいっても、メンテナンスを何も行わずにそのままの状態を維持することはほとんど不可能です。
形あるものはいつか壊れてしまうように、高性能な家でも劣化は徐々に進んでいきます。
その劣化を最小限に抑えるためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。
メンテナンスがしやすい家とは、修繕が必要な箇所を見つけやすい家とも言い換えられます。
例えば、床下に潜りやすいように工夫されていたり、水道管のパイプが見やすいようになっているのがポイントです。
□劣化しにくい家を選ぶ際のポイント
劣化しにくい家を選ぶためのポイントは、以下の4つに絞られます。
・耐久性
・耐震性や耐火性
・メンテナンス性
・資材の種類
最初の3つについては記事の前半でお伝えしているため、重要性がわかりやすいかと思います。
災害に強く、メンテナンスがしやすい家は、将来的な劣化を最小限に抑えるために欠かせないポイントです。
資材の種類というのは、例えばサイディング・タイル・ヒノキ・クリのように、軽量な資材や耐久性の高い資材が推奨されます。
耐久性の高さはそのまま家の丈夫さにつながり、軽量さは耐震性や耐久性につながるでしょう。
家づくりではデザインや他の機能性も気になるところですが、上記の4つのポイントを踏まえて、総合的に判断することが大切です。
□まとめ
劣化しにくい家は、災害に強く、メンテナンスがしやすい設計になっている特徴があります。
ただ、どれだけ工夫の施された家であっても、そのクオリティの高さが劣化のしにくさに直結するわけではありません。
住み始めてからも、定期的なメンテナンスを心がけることを忘れないようにしましょう。
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