マンションを選ぶ際は注意しよう!住宅診断士から見た選ばない方がいい物件とは?
「引越しの当日から騒音問題に見舞われる」「夏になったら害虫が発生する」
このような事態に巻き込まれないためには、引越し前の段階からしっかり物件選びをすることが非常に大切です。
では、選ばないほうがいい物件にはどのような特徴があるのでしょうか。
今回は、住まいの町医者である住宅診断士から見た選ばないほうがいいマンションについてご紹介します。
□選ばない方がいいマンション3選
1.RC造の最上階角部屋
RC造かつ最上階ともなれば、生活音に悩まされることなく快適に過ごせるように思いますが、実は選ばないほうがいい物件といえます。
なぜなら、高温な環境になりやすいためです。
特に夏の暑さはかなりきつく、湿気のせいで結露やカビも発生しやすくなります。
もちろん物件によって異なりますが、RC造の最上階角部屋は避けることがおすすめです。
2.部屋が狭い
部屋の広さは、ご自身のライフスタイルに合ったものであることが大切です。
少しでも狭いと感じるのであれば、選ばないほうがいいでしょう。
狭すぎる部屋は荷物を置くだけでいっぱいになり、窮屈な空間になってしまいます。
3.階下が住居用でない
例えば階下にコンビニや飲食店などがある物件は、選ばないことをおすすめします。
一見便利なように感じますが、夜の騒音や害虫の問題に悩まされてしまうかもしれません。
階下が住居用でない場合には慎重に検討しましょう。
□不動産会社に確認しておきたいポイント
物件探しでは、不動産会社に事前に確認しておくことで好条件の物件を探せる可能性が高まります。
必ず確認しておきたいポイントは以下の3つです。
*前入居者の退去理由
前の入居者の退去理由については、差し支えなければ聞いておきたいポイントです。
何か問題があって退去したのであれば、その物件は避けたほうが良いといえます。
前入居者の退去理由や入居期間について知っておくと、判断基準になるのでおすすめです。
*空室の期間
空室になってからどのくらいの期間が経過しているのか、不動産会社に確認してみましょう。
空室の期間が長い場合には、どこかに選ばれづらいポイントがあるのかもしれません。
*クレームやトラブルの有無
クレームやトラブルの有無は必ず確認しておきたいポイントです。
直接聞いてみるのも良いですが、内見時にエントランスや近隣のエリアを確認しておくとより安心です。
「不審者注意」「夜間の騒音に注意してください」などの具体的な張り紙や注意喚起があった場合には、クレームやトラブルが発生していると見て良いでしょう。
□まとめ
世間には多くの物件情報で溢れていますが、実際に物件のデメリットが記載されていることはほとんどありません。
正しく見極めるためには、自身で知識を身につけ、行動を起こすことが重要になります。
今回紹介したポイントや選ばない方がいいマンションの特徴を押さえ、良い物件に巡り会えるようにしましょう。
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