中古住宅を購入した後に雨漏りに悩まされないための対策とは
中古住宅は、築20年を過ぎればほとんど土地代で購入できるようになるため、リフォームを前提として検討される方が増えてきています。
しかし、安価に手に入れられたとしてもリフォーム費用がかさんでしまうことがあり、購入前には必ずしっかりと現状確認しておかなければなりません。
特に雨漏りについては、購入後に気づくといったように発覚が遅れるケースが多く、トラブルの元にもなりかねない問題です。
今回は、中古住宅購入後に雨漏りに悩まされないための対策をご紹介します。
□中古住宅で雨漏りしやすい場所
*屋根
中古住宅の屋根材には粘土瓦やスレート瓦が多く使われています。
100年は維持できるといわれる瓦も、下地の部分は30年もすれば劣化が目立つようになり、メンテナンスが必要になります。
スレート屋根の寿命は20~30年程度のため、築10年ほどの中古住宅でも注意が必要です。
特に、カビや苔があるようなら雨漏りの要因となる可能性がありますので注意が必要です。
*窓周りのコーキング
窓のサッシと外壁の間を埋めるコーキングの寿命は10年程度であり、経年劣化によって徐々に縮みます。
細くなれば隙間ができてしまうので、いずれ雨漏りの原因となります。
特に出窓は形が特殊であり、雨の影響を受けやすいので注意して見ておきましょう。
□効果的な中古住宅の雨漏り対策
中古住宅購入後に雨漏りに悩まされないためには、事前の対策が欠かせません。
雨漏り対策として必ずチェックしておきたいのは、屋根や窓周りのコーキングの他にも以下が挙げられます。
・ベランダ:防水層やコーキング、手すりなど
・外壁:ひび割れや剥がれ、塗装の劣化など
ここでは簡単な言葉にして掲載していますが、実際チェックすべき箇所は多岐に渡ります。
専門的な知識がないと判断が難しい場所や、屋根のように高所で危険な場所もあるため、ご自身で雨漏り対策を行うのはおすすめできません。
安全に、そして確実に雨漏り対策をするには、住宅診断のプロであるホームインスペクションを依頼するのがおすすめです。
中古住宅でよくある問題も、第三者機関であるホームインスペクションを挟めばトラブルを回避することも叶います。
当社では公正中立な立場を重視した住宅診断を行っています。
300件以上の豊富な実績がありますので、お困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
◻︎まとめ
今回は、中古住宅でよくトラブルとなる雨漏りの対策方法をご紹介しました。
築年数の経過した中古住宅では、様々な場所で経年劣化が見られます。
ホームインスペクションを依頼してくまなく調査すれば、後から雨漏りが発覚して悩まされたり、発覚が遅れたことでより高額な費用がかかったりすることも避けられるはずです。
中古住宅は購入前が肝心です。
ぜひこの記事を参考に、ホームインスペクションの依頼を検討してみてください。
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