パッシブ設計の欠点と失敗しないためのコツ
パッシブ設計は、その根底に自然のエネルギーを最大限に活用する考え方があり、ZEH住宅や省エネ住宅とはまた異なる魅力があります。
そもそも設備に依存する住宅を脱することを目的に、高い機能性を持ち合わせていることが特徴です。
そんなパッシブ設計ですが、いくつかの欠点があります。
今回は、パッシブ設計の欠点とその対策をご紹介します。
□パッシブ設計の欠点とは?
*費用が高い
パッシブ設計は、高性能ゆえに費用も高くなります。
ただ、光熱費を削減できるため、長く住むほど最初に建築するのにかかった費用は回収することが可能です。
「安物買いの銭失い」になることは防げるため、そのような観点からしっかり検討するようにしましょう。
*地域の気候や土地に合わせた設計が必要
パッシブ設計の狙いは、自然エネルギーを最大限に活用すること。
そのため、地域の気候や土地に合わせて設計する必要があります。
単に家の性能が高いだけでなく、日が入り込む時間、熱量などを計算して設計しなければパッシブ設計とはいえません。
そのため、設計士に求められるレベルが非常に高いといえます。
パッシブ設計を検討しているのであれば、建築会社選びは慎重にしなければならないでしょう。
□パッシブ設計で失敗しないためのコツ
1.地域密着型の建築会社を選ぶ
パッシブ設計では、その地域の気候や土地の性質をよく理解したうえで設計する必要があります。
地域密着型で長い間土地に根ざしてきた建築会社であれば、ノウハウも知識もある可能性が高く、安心してお任せできるかもしれません。
2.事前シミュレーションを欠かさない
パッシブ設計では、土地の特性や条件をしっかりと計算しておくことが求められます。
特に風通しや気候・日射は季節によって変わってくるため、事前にシミュレーションしておくようにしましょう。
3.パッシブ設計に強い建築会社を選ぶ
パッシブ設計の家で失敗しないためには、やはりパッシブ設計に強い建築会社を選ぶことが近道です。
地域密着型の建築会社でも、パッシブ設計の実績がなければ十分に良さを活かした家を建てられないかもしれません。
希望通りのパッシブ設計の家を実現するためには、地域密着型であることに加え、実績を持っている会社を選ぶことが大切です。
□まとめ
パッシブ設計には、高性能ゆえに費用が高かったり、建築のレベルが高かったりする欠点があります。
自然のエネルギーは地域によって特徴が異なるため、パッシブ設計の家を依頼する会社は慎重に検討しなければなりません。
地域密着型であり、パッシブ設計の家を建築した実績を持っている会社を選ぶようにしましょう。