新築だからこそ住宅診断?住宅診断の必要性についてお話しします
「新築には住宅診断は必要ないだろう」
このようにお考えの方は多くいらっしゃると思います。
しかし、新築を購入される方にこそ住宅診断をおすすめしたい理由があります。
そこで今回は、新築を購入する方に向けて新築住宅が必要な理由をご紹介します。
□住宅診断の必要性
新築に住宅診断が必要な理由を3つご紹介します。
1つ目は、不動産業者が行う第三者機関の検査は非常に簡易な場合が多いからです。
例えば、調査に必要な時間が1から2時間かかるところを10から15分ほどで済ませることがあります。
細部まで調査してもらえると思っていた方も、この調査時間を聞けば不安になりますよね。
法基準に適しているかを確認するような簡易的な調査が多いため、住宅診断を依頼することをおすすめします。
2つ目は、10年保証などの保証だけではカバーできない点もたくさんあることです。
瑕疵や雨漏りだけが保証の対象で、その他の場所は保証の対象外である場合もあります。
このような場合は、住宅診断で住宅に問題がないかを事前に確認し、早めの段階で補修を行うことが重要です。
3つ目は、建築トラブルは年々増えている傾向にあることです。
新築やリフォームのトラブル相談では、特に雨漏りやひび割れ等の不具合事象が多いでしょう。
また、他にも性能不足や傾斜を気にされている方もいらっしゃいます。
□新築の住宅診断を行うポイント
住宅診断を行う際は、新築ならではのポイントがあります。
そのポイントをご説明します。
まず、建物内の水栓を開けて床下を見ることです。
可能であれば、トイレや洗面、キッチンなどの水回り全てをチェックしてください。
ただ、床下においての木部の含水量や、建物の傾斜において許容範囲なのかを見る必要があり、素人ではなかなか判断できない内容ですよね。
このような場合は、プロに依頼することをおすすめします。
次に、小屋裏の確認です。
断熱材の敷き乱れはないかチェックし、構造金物の使用確認も行いましょう。
断熱材が敷き詰められていなかった場合は、断熱材本来の役割が果たせないうえ、建物の劣化につながります。
安心して暮らせる住宅にするためには、確認する必要があるでしょう。
□まとめ
今回は、新築だからこそ必要な住宅診断の必要性についてお話ししました。
新築を購入した後にトラブルが見つかっては、せっかく購入した新築が台無しになってしまいますよね。
今回ご紹介したポイントをもとに行うことが難しい場合は、住宅診断のプロであるホームインスペクターに相談してみてはいかがでしょうか。