作業・施工内容

一戸建て賃貸住宅のリノベーション工事をすることになったD社さま。木造住宅の躯体や配管などどこまで手を入れたものかというご相談から、ホームインスペクション(住宅診断)のご依頼をいただきました。

築年数の古い物件で、劣化が見つかった箇所としては、

1.基礎表面のひび割れ。補修必要な程度。

[原因]

建物の傾きの可能性高い→要詳細調査

2.建具と枠の隙間。

[原因]

建物の傾きの可能性あり→他の事象とあわせ総合的に判断する必要あり

3.室内壁のひび割れ。

[原因]

建物の傾きの可能性あり→他の事象とあわせ総合的に判断する必要あり

4.浴室引戸の開閉不良。

[原因]

戸車の破損→交換にて対応可能です。

5.室内天井に水染み跡。

[原因]

雨漏りの可能性あり→要詳細調査

6.木製窓サッシがうごかない。

[原因]

建物の傾きの可能性高い→他の事象と合わせ総合的に判断する必要あり

7.床下の地割れ。

[原因]

不同沈下の疑いあり→要詳細調査

8.床下の穴。

[原因]

不明。植物の根の跡か。→要詳細調査

などたくさんの劣化箇所がみられました。詳細調査(二次診断)が必要と思われる不具合がいくつかありました。
特に、床レベルの測定結果や建具の建付不良、床下の地割れなどは建物の傾きを十分感じさせており、地盤調査をおすすめしました。

※後日談※
診断結果を受けて、地盤調査･地盤補強工事から手を付けられ、耐震補強も含めリノベーション工事を完工されました。その後当物件は中古住宅再生シャアハウス＆シェアオフィスとして稼働しているそうです。