ホームインスペクションを嫌がる理由について解説！
ホームインスペクションは住宅の価値を正確に知れる大切な調査ですが、中にはホームインスペクションに対し拒否とまではいわずとも嫌がる不動産会社もあります。
なぜそんなすれ違いが起きるのか、簡単に説明していきます。
□不動産がホームインスペクションを嫌がるのはなぜ？
1.結果が悪いことを怖がっている
ホームインスペクションの結果として施工不良や劣化事象が見つかると、購入してくれなくなるかもしれません。
また、値交渉されると依頼者である売主に迷惑がかかると思っていることもあります。
そう不動産が考えた結果、ホームインスペクションを嫌がるケースもあります。
2.他の不動産会社が仲介した買い手に購入されてしまう
物件は市場に出されていますから、ホームインスペクションの段取りに時間がかかると別の誰かに買われるリスクがあります。
その買い手が、他の不動産会社の仲介のもとで購入してしまうと売上にはなりません。
こうなってしまうリスクを避けるためというのも理由の一つです。
3.不具合に気が付いているのに黙っている
本当は不具合があるにも関わらず隠したい場合もあるでしょう。
これも決して良い理由ではありませんが、面倒だから、という気持ちを持つ担当者はやはりいるものです。
4.売り手に配慮している
売り手側にとっては、不具合が見つかると補修費用が必要になったり減額の理由になったりします。
買い手側ではなく売主側の業者は売主の利益を一番に考えるため、減額の可能性を避けたいのでしょう。
□ホームインスペクションはいくらくらいかかる？
あくまでも平均的な価格であり、実際にはこれ以上の費用がかかることもありますが参考までにご覧ください。
＊ホームインスペクションの基本費用
新築か中古か、一戸建てかマンションかによって異なります。
新築戸建ての場合は約6万円ほど、中古戸建ての場合も平均すれば6万円ほどが多いです。
中古マンションの場合は少し低めで、5万円ほどで足りるケースも多いでしょう。
＊ホームインスペクションのオプション価格
ホームインスペクションには細かいオプションをつけることによって値段も変わります。
例えば屋根裏や床下は気になるところでしょうし、耐震性を見てくれる会社もあります。
価格としては屋根裏で約2万円ほど、床下で3万円ほどの費用が一般的なようです。
□まとめ
結論から言って、ホームインスペクションを嫌がる理由に買い手側への配慮や優しさはありません。
買い手自身のためにも、不動産購入時はできるだけホームインスペクションを行なっておくことをおすすめします。
