雨漏りによる腐食などの2次被害を防ぐために!雨漏りの調査方法をご紹介!
雨漏りすると、住宅内に雨が入る一次被害の後に、建物の腐食のような二次被害が出ることがほとんどです。
二次被害によって住宅を劣化させないためにも、早めに発見・対処することが大切です。
この記事では雨漏りによる二次被害と雨漏りが発生している箇所の調査方法について詳しく解説します。
□雨漏りによる二次被害とは
雨漏りの二次被害にどのようなものがあるかご存知ですか?
ここでは、4つの被害をご紹介します。
1つ目は精密機器への影響です。
精密機器が水に濡れると、機器が壊れたり、データが破損する可能性があります。
特に、パソコン内のデータが重要なものだった場合、パソコンの損傷だけでは済まされてないことも考えられます。
2つ目は電気系統への影響です。
雨水が電気系統に触れると、配線がショートしたり、漏電する可能性が高まります。
さらに、人に感電すると死亡する可能性もあります。
3つ目は建物の腐食です。
木材や鉄骨は水に長時間接触すると、腐食するため住宅の老朽化が進みます。
また、天井や壁にカビが発生することもあります。
カビは住宅を傷めるだけでなく、人間の健康にも悪影響を与えるため注意が必要です。
4つ目は害虫の発生です。
木材が腐食すると、その周りにシロアリが集まりやすくなります。
それは、シロアリが木材中のセルロースを栄養源にするために食べているからです。
シロアリは壁や天井、床だけでなく、電気配線や断熱材などにも被害を与える可能性があります。
また、シロアリの他にも湿気を好むゴキブリやダニも発生しやすくなります。
特に、湿気の多い季節に雨漏りが発生すると大量にそれらが発生する可能性があるため、注意が必要です。
□雨漏りしている箇所の調査方法とは
雨漏りの修理をする前に、雨漏りしている箇所を調べることが必要です。
ここでは、ご自身でできる調査方法と、専門業者が行う調査方法を紹介します。
ご自身でできる調査方法は目視により、雨漏りしている箇所を探すことです。
業者による雨漏りの調査方法では、目視で雨漏りの箇所をある程度予測し、以下の3つの方法と組み合わせて突き止めることが多いです。
1つ目は、散水調査で、雨漏りしていそうな場所に水をまき、雨漏りを再現して水の侵入経路を探します。
2つ目は、赤外線サーモグラフィーで、温度差により雨漏りの場所を特定します。
3つ目は、紫外線投射発光検査で、紫外線に反応する液体を雨漏りしていると思われる場所から流し、ブラックライトで漏水場所を見つけます。
□まとめ
今回は、雨漏りによる二次被害と雨漏りが発生している箇所の調査方法について詳しく解説しました。
二次被害には、精密機器、電気系統への悪影響、建物の腐食、害虫の発生が考えられます。
雨漏りが発生している箇所の調査は、ご自身でできる方法もありますが、技術を要するため専門業者に依頼するのがおすすめです。
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